DTPオペレーターの仕事
精英堂印刷株式会社
アブドル ハディ ビン アハマド
バシルディンさん
● 営業部 生産技術課 ●25歳/入社1年目(2020年2月時点) ●マレーシア 出身
●ムザファルサイエンススクール/山形大学 工学部 機械システム工学科 出身
インタビュー
デザインをカタチに
DTP(デスクトップパブリッシング)オペレーターのハディさん。デザイナーがデザインした原案を、指示に従いながら実際の印刷物として出力できるようにデータを作成するのが仕事です。
ハディさんは基本的に内勤になりますが、営業担当がクライアントからもらってきた指示や要望を受けて作業するため、コミュニケーションが大事だと話します。
デザインを通じて知ったものづくりの楽しさ
ハディさんは18歳の時に奨学金の試験を受け、その後2年間予備学校で日本語や数学を勉強。その後日本に行くための試験に見事合格し、20歳の時に山形大学工学部へ入学します。
大学では機械システム工学を専攻していましたが、徐々に「向いていないのではないか」と思うようになったそうです。しかし一方でデザインの勉強にも携わり、その楽しさを知ります。現在の会社にはインターンシップを通して出会い、ものづくりの楽しさを覚えた場所となりました。「自分のデザインしたものを最後にパッケージとして形にしてもらえたのが嬉しかった」とインターンシップでの経験を語るハディさん。こうした縁もあり、この会社で働くことになりました。
憧れた田舎の風景
「山形の印象は?」と聞いて「思ったよりも田舎だった」と答えたハディさん。それはマイナスの意味ではなく、マレーシアでは都市部に住んでいたこともあり、自然への憧れが強かったそうです。休みの日には趣味のカメラを片手に好きな風景を撮影したり、近隣へドライブに出かけたりします。
また山形人なら当たり前の「雪」も初めての体験。地元の人は雪が多いと少々滅入ってしまうかもしれませんが、ハディさんは率直に「楽しい!」と感じ、雪の降り積もる大学までの通学路を歩いていたそうです。
いつか先輩たちのようなプロフェッショナルに
入社したての頃は印刷の知識がゼロだったハディさん。そんな時、忙しくても仕事を教えてくれる周囲の人たちに支えられたそうです。何よりも先輩方の知識が豊富であることに感動し、「自分もそうなりたい」と強く思いました。今は自身が担当した仕事が、後工程の検査員から(不備があって)戻ってこないようにすることを目標としているそうです。
また、将来はマレーシアに帰ることも考えているというハディさん。「奨学金をもらっている母国に恩返しがしたい」「国にいるみんなに日本で学んだことを教えてあげたい」と夢を語ります。
わわわQ&A
「わ!入社して見つけた会社の魅力」は?
環境に配慮しているところ。
「わ!米沢ってこんな良い場所なんだ」と思うことは?
四季がはっきりしているところ。