管理栄養士の仕事
社会福祉法人緑成会/特別養護老人ホーム 成島園
遠藤 由佳さん

●高齢者施設課 栄養管理係 管理栄養士 ●23歳/入社1年目(2020年2月時点)
●山形県天童市 出身 ●山形北高校/米沢栄養大学 健康栄養学部 健康栄養学科 卒

インタビュー

利用者さんとの対話の中で最適な選択を

管理栄養士として高齢者施設で働く遠藤さん。献立作成や調理を行う委託業者と利用者さんの間に立ち、最適な栄養価で食事を召し上がってもらえるように提案をします。

一見すると管理栄養士の仕事は、利用者さんとの関わりがあまりなさそうなイメージがありますが、そんなことはありません。採血の結果やその時々の様子を見ながら利用者さんと会話しベストな選択を行う、コミュニケーションも大切な仕事なのです。

入所1年目で壁にぶつかることもあったかもしれません。そんな時身近で相談に乗ってくれたり、助けてくれる人たちがいるのは大きかったと話します。

食を通して命に関わる仕事

大学4年生の頃、将来について考えていた時に、何よりも頭の中にあったのは「米沢に残りたい」という気持ちでした。元々は栄養教諭を目指し勉強していましたが、その傍らで食に関わる仕事ができる市内企業も受けていました。

ある時、大学の先輩が働く成島園を受けてみることに。どことなく高齢者施設は暗いイメージを持っていた遠藤さんでしたが、実際に訪れたことでそれが一気に覆ります。目にした施設は、きれいで過ごしやすそうでみんな温かい人たちばかりだったそうです。

高齢者施設で働くということは、看取ることの大変さや切なさを感じたり、またそこに管理栄養士として関わる限界があるのも事実です。しかしそれ以上に、職員の寄り添おうとする気持ちを強く感じ、高齢者の食に携わることで命に関わることができるこの職場で働くことを決意します。

休日は楽しみながら勉強も

たとえ天気が悪い日でも、休みの日は楽しく過ごすことができるという遠藤さん。趣味のカメラを持ってドライブしたり、お気に入りのカフェにもよく行きます。

また、米沢・置賜の豊かな食を学び、発信する「おきらくキッチン」という活動に積極的に取り組むなど、楽しみつつ仕事に役立つ勉強も欠かせません。山形県内でも地域が違えば食文化は異なるもの。遠藤さんは米沢の食文化を楽しく学んでいます。

米沢の温かさに触れ

遠藤さんは学生時代、アットストリートという団体に所属していました。学生と商店街を繋ぎ、“米沢を第二のふるさとに”をコンセプトに様々なイベントを企画・運営する団体です。「初めて参加した時に商店街の人たちの温かさに触れ、2回目にはもう名前を覚えていてくれたことがうれしかった」と当時を思い出します。

また学生時代にアルバイトをしていた時のこと。レジ打ちをしていてあいさつのように飛び交う「おしょうしな」の言葉に心が温かくなった遠藤さん。今でも利用者さんからの「おしょうしな」が励みになっています。

様々な繋がりや経験を通じ、温かさに触れ、米沢のことが大好きになったそう。これからも管理栄養士として、そして米沢を盛り上げる若者としてがんばってほしいです。

わわわQ&A

「わ!入社して見つけた会社の魅力」は?

ご利用者本意の尊重を追及しているところ。
自らのペースで仕事を進めるのではなく、ご利用者に合ったサービスを提供する職員の心がけ。

「わ!米沢ってこんな良い場所なんだ」と思うことは?

「おしょうしな」
感謝の言葉があいさつのように飛び交うところ。

【企業情報】

社会福祉法人緑成会/特別養護老人ホーム 成島園

992-0083 米沢市広幡町成島2120-5
TEL 0238-37-2355
FAX 0238-37-2357

【事業内容】

  • 介護保険サービスのうち、施設サービスに位置付けられており、常時の介護を必要とされている方等が、日常生活を中心とした介護や支援を受け生活できる施設。
    成島園にはユニット型個室と小規模型多床室の2つの老人ホームがある。
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